ハープの種類と分類

ハープについて
3回にわけてご紹介しております!



前回は『歴史について』ご紹介しました。

今回はその2「ハープの種類と分類」
をご紹介します。



前回の内容はこちら

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ハープは何種類あるの?

ハープときいて思い浮かべるのは、
オーケストラでもみる
あの大きいハープではないでしょうか。




実は「ハープ」に分類される世界中の楽器は
西洋のハープ、
民族ハープなども合わせると

200種類以上ある
と言われています。


「歴史編」でもお伝えしましたが
ハープは世界最古の弦楽器です。

古代から世界各地でハープの存在がありました。

そのハープが
それぞれで形を変えて
それぞれの特徴をもって
現在でもたくさんのハープが
世界中で愛され続けています。

ハープの分類

ハープの楽器の構造から
「音を半音変える装置がついているか、
ついていないか」


という構造に注目して分類すると
以下の「3つ」にわけることができます。

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1.ノンレバーハープ

例)12弦のベイビーハープ

ノンレバーハープは
音を半音変える装置である
「レバー」も「フック」も
ついていない楽器です。



そこにある弦の音だけで演奏します。



曲を演奏する際には
弾きたい「調」に合わせて
弦を調弦(チューニング)します。

レバーが無いため
サイズも音量も小さい楽器が多いです。


25弦以上の楽器にはレバーがついている
ことが多いので
22弦くらいが一番大きい
ノンレバーハープです。


ウクレレのような
ボロンと可愛い音色が特徴です♬


ex)古代のハープ、ベイビーハープ
チェルシーハープ、ザナブハープetc…

アルパもノンレバーのものが主流でした。
(今ではレバーありのアルパが多いそうです)

※アルパは厳密にはハープとは違うと考えております。
なぜなら、アルパは「爪」で演奏する楽器だからです。
(ハープは指の腹で音を鳴らしますね)
もともとパラグアイ・ペルー・ベネズエラ・メキシコ
などで演奏されてきたアルパはラテンアメリカの
民族的な楽器です。
アルパの爪で弾く音はハープとはまた違う明るさや
軽さのあるてとても素敵な音色ですね。

2.レバーハープ

例)25弦のサウルハープ

レバーハープは、
音を半音変える装置
楽器の上部についている楽器です。


この装置の事を「レバー(またはフック)」
というので
レバーがついているハープを

レバーハープ

と呼びます。種類の名前です。

それぞれの音にレバーがひとつずつあります。
なのですべての音が半音調整可能です。



この「半音を変える」という操作が
できるようになったことで
ハープの演奏の幅が大きく広がりました。

ex)アイリッシュハープ、アルパ、
サウルハープ…

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3.ペダルハープ

例)グランドハープ47弦

これは、足元に、音を変えるペダルが
ついているハープを指します。

ペダルが
「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」
の7音分ついていて


このペダルを操作することで
音の高さを半音ずつ変えながら演奏します。

「ハープにはペダルがあります!」
というと
「ピアノのような
音を小さくしたり共鳴できるんですね」


と言われることが多いですが

そうではなく

ハープは
ペダルを操作することで
ピアノの黒鍵の部分の音を
作りながら演奏します。

このペダルハープには
シングル・アクション・ペダル・ハープ
ex)ナーデルマンハープ


ダブルアクション・ペダル・ハープ
があります。

シングル・アクション・ペダル・ハープは
足元のペダルが1段。

ダブル・アクション・ペダル・ハープは
足元のペダルが2段あります。


どういうことかというと…


シングルアクションペダルの場合、
ペダルは1つ。
なので
音を半音だけ変えられます。
(レバーハープと同じですね)

ペダルを踏むことで
音を半音上げることができます。
(戻せば下がります)

有名なモーツアルトの『フルートとハープのための協奏曲』やヘンデルの『ハープ協奏曲』は実はこのシングルアクションペダルハープの時代にかかれたものです。この時代にはまだ現在の完成されたハープは存在していませんでした。

さらに、ヨーロッパでハープを広めた第一人者でもある「マリー・アントワネット」が愛用していたのもこのシングルアクションペダルハープです。この時代にも、まだ現在のダブルアクションペダルハープは存在していません。

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ダブルアクションペダルハープのペダルについて

ダブルアクションペダルのハープは
ペダルが3段階になっています。

なので、

フラット(♭)⇔ナチュラル(♮)⇔シャープ(♯)
全ての音が出せます。

この3段階のペダルの発明により、
ハープはすべての調での演奏が可能になりました。

そしてハープが西洋音楽で
(オーケストラの楽器のひとつとして)
演奏できるようになり、
有名な作曲家たちが
オーケストラの曲にハープを取り入れるようになり、

現在のハープのように発展しました。

詳しくは「グランドハープとは?」の記事でお伝えしますね。

珍しいハープ

さて、構造上3種類にわけてお伝えしましたが、
実は今ではもうほとんど演奏されていない
珍しいハープもご紹介します。

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クロマティックハープ

このハープは
レバーもペダルもないハープなので
ノンレバーハープに分類されますが、

大型のハープです。

楽器を見てもらうと一目瞭然、

なんだこのハープは!!?

というハープです。

写真を持っていたのですが見つからず
m(__)m


この楽器は、時代の流れから生まれた
楽器のひとつです。

時代が進むにつれて、他の楽器が進化し、
楽器の演奏の幅が広がり、

シングルアクションペダルハープでは
対応できない音が出てきました。

そこで考えられたのが

「すべての音が、
弦として存在しているハープ」

そう。

このクロマティックハープです。

全ての音の♭、♮、♯の弦があります。

弦が縦に1本、右斜めに1本、左斜めに1本、、、

3本の弦が交差しているように
存在しています。

それらがたくさん並んでいるので
とても難しい、特別なテクニックが
必要とされる楽器
です。

両手で演奏しようとすると
左右の手の位置が上下でバラバラになってしまうので

見た目的にも美しくなかったのです。

当時、海外の音楽学校にはクロマチックハープ専攻の講義もありました。それぐらい画期的な発明だったのですが、あまりにも難しすぎるために、奏者も楽器も姿を消しました。

p.s.クロマティックハープだけを弾く
ハーピストの方もいらっしゃいます!



今ではほとんど演奏される機会のない
楽器ですが

このような楽器があったこそ、
ダブルアクションペダルのハープが発明されたので、

歴史上、大変重要な役割をした楽器

だと私は考えています。


実物は、浜松市にある楽器博物館などで
見ることができますので

ぜひご覧になってください。

浜松市楽器博物館HP

可能性に溢れたハープ

このように
音楽のあり方、音楽の存在、楽器の存在など、
時代とともにハープという楽器も進化し続け、

現在世界中のオーケストラで使われている
ハープの形になったのは

ほんの100年ほど前のことです。



実際に、まだまだハープは進化していて

「エレクトリックハープ」
「エレクトロ
アコースティックハープ」

というものもあります。



なんと!
エレキギターのように
ハープに『ジャック』がついています


そのジャックをアンプにつなぐことで、

ハープの音色はそのままに
エフェクトや音の大きさを
自由に変えられるハープです。


アイリッシュハープの
エレクトリックver.も発売されたそうです!


アイリッシュハープの
ケルティック音楽にぴったりの温かい音色はそのままに、
ジャックでアンプとつなぐことで、
自然な音が自由な音量で届けられるそうです。


「Salvi Harps」サルヴィの製品です。

Salvi Harps

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さいごに

世界にはたくさんの種類のハープが
あります。

今回お伝えしたのは

ノンレバーハープ

レバーハープ

ペダルハープ

この3種類に分類することができるよ
というお話でした。



続いて「ハープの魅力」をご紹介します!

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