今回は、アイリッシュハープ、グランドハープなど
30弦以上のハープを演奏している方へ、
ハープの演奏に必須の「イス」を
ご紹介します。
独学しているとあまり気にかけない
「演奏時の姿勢」。
美しく、楽に自由に演奏するためには、
自分の身長と楽器に合った高さで演奏することが
大切です。
つまり、
「イス」の高さを適切に調整することで
演奏の自由の幅が広がります!
高さ調整のできるイスにして
自分が「楽に」演奏できるポジションを探しましょう!
さて、演奏時に使うイス選びのポイントは「3つ」
あります。
1.高さが調整できる
(43㎝~58㎝くらい)
2.座面(お尻で座る面)の広さ
3.本体の重さ
それぞれを踏まえたオススメをご紹介します。
ハープ奏者がオススメするイス
①ピアノ演奏でも王道!「トムソン椅子」
1.43㎝~55㎝と調整高が広い
2.座面が広い
3.背もたれがあるのでハンマーや鉛筆を置いても
落ちる心配が少ない
グランドピアノの演奏でも使われている
王道といえば、トムソン椅子!
見たことある方も多いと思います。
しっかりした造りなので安定していますし
背もたれがある安心感もあり
王道としてオススメ!
私も使用している椅子の一つです。
こんな風にお尻の後ろにはハンマーを置いていますが
背もたれがあるので落ちる心配がなく、
後ろを見ずに、ハープを構えたまま
手探りで取って、使ったら後ろを見ずに置きます。
無駄な動作は最低限に☆
全ての動作を美しく☆
✔値段が高いと感じる
もっと安価な方が・・・
という方にもオススメしたいのはこちら
②YAMAHA 高低自在椅子 BC-205シリーズ
①1万円弱で購入できる
②カラーが選べる4色!
③高さ調整も充分(約48~56㎝)
なにより値段がトムソン椅子と比べると半額以下。
購入しやすいですね!
カラーが
ダークローズウッド
ブラック
ホワイト
ホワイトアッシュの4色。
椅子って黒が多いので
白や木に近い色がいいなって方には
ピッタリです。
ただ、気を付けてほしいのが・・・
✔重さがある(約8.9キロ)
✔トムソン椅子と比べると座面がせまい
(30㎝)
✔背もたれが無い
もっと軽くて安価なものがいい!
という方へはこちら
③KORG 高さ調整自在椅子 PC-300
①軽くて持ち運びやすい
②購入しやすい料金
③高さ調整も自在(46~55㎝)
高さが調整できる椅子の中でも
軽量のタイプ。
そして一番安いです。
けれどKORGが出している商品なので
ノーブランドの商品より
安心感がありますね。
カラーも
ブラック
ブラウン
ホワイトの3色から選べます!
座面が少しせまいことと、軽いので
安定感抜群!というわけでは
ありませんが
ハープ演奏のイスとして充分に使えます。
とりあえずお金をかけずに
使える椅子がほしい!
という方へオススメ。
番外編のオススメ☆
✔料金より見栄えや使いやすさ重視!
という方へ
こんな椅子もあるのでご紹介します。
イドラウ HIDRAU 手作り椅子
スペインにある「イドラウ HIDRAU社」
知る人ぞ知る、ピアノイスの名店です。
椅子の全てを手作り生産!
見た目も実用性も抜群のイスを製造されています。
日本にもたくさんの愛用者がいらっしゃいます。
ホールのステージで使うピアノにあった
すごく立派で座り心地抜群のイスが
このイドラウ製のものでした。
デザインも素敵ですね。
他にも・・・
日本製で手作りのイスや
お尻に優しいクッション性の高い椅子など
色々ありますが
今回は比較的入手しやすくて
メジャーで使いやすいものをご紹介しました☆
最後に
椅子なんて座るだけだし
とにかくできるだけ安い方がいい・・・
と探してしまいがちですが、
椅子は一度購入すれば、一生ものです。
楽器(ハープ)の寿命は40~50年と言われますが
椅子は、大切に使えば、お子さんやお孫さんの代まで
使うことができます。
そう考えると、
安く買って壊したり
微妙だなあ・・・と使い続けるより
良いものを長く使うのもいいな、と思えますね!
アイリッシュハープを低い椅子で弾くと
✔レバーの操作が難しい
✔姿勢が悪くなる
✔楽器を自分で支えるので重くて疲れる
など
知らないうちに体に負荷がかかっているかもしれません。
それぞれの身長と楽器の大きさに合わせて
椅子の高さを調整して
楽に自由に美しく
奏でてください。
あなたのハープ椅子探しの参考になりましたら嬉しいです。
まとめ
①日本製 トムソン椅子
②YAMAHA 高さ調整椅子 BC-205
③KORG 高さ調整椅子
おまけ☆
「めちゃくちゃ使える楽譜ファイル」
ファイリングしたまま書き込めるので
楽譜の出し入れいらず!
書き込むときにいちいちファイルから出さなきゃいけない
あのストレスから解放されるので
とっても使い勝手がいいです。
「楽譜の保存用は100均のもので」
「よく使う、今使う楽譜はこちらのファイルへ」
そんな使い方がオススメです♬