こんにちは。
今回から、ハープについてを
①歴史(この記事です)
②種類と分類
③魅力⇐
の3回に分けてご紹介します。
ハープは、昔から現在まで、
世界中で愛されている楽器のひとつです。
お伝えします!
ハープの起源
まず、ハープの起源について。
むかしむかし・・・
まだ人々が狩りをして暮らしていた時代
狩りに使う弓の弦を弾いて音を出したことが、
ハープという楽器の始まりと言われています。
始まりは弓の一本の弦。
ここから、
もっといろんな音を出すにはどうしたらいいのか?
良い音色で鳴らすにはどうしたらいいか?
見た目も工夫できないか?
と様々なチャレンジがはじまったんですね。
このハープという楽器は
世界最古の弦楽器です。
※今では様々な名前がつき、それぞれに特徴がありますがすべての弦楽器のはじまりは「ハープ(リラ)」であるといえます。
※ハープとリラの違いとは?
ハープとリラ(ライヤー)は、楽器の構造も、演奏するときの構え方も似ているようで全く異なりますが、古代でハープとリラの存在は同じように語られています。
ハープの最古の記録は古代のメソポタミアですが
古代イランや古代エジプト、アイルランドなど
はるか昔から世界中で存在していたと考えられています。
また、ハープは「ただ演奏する楽器」
としてだけではなく、
儀礼や祭祀など
人が関わる大切な儀式に用いられる重要な楽器でした。
なくてはならない存在でした
ハープの歴史(紀元前の話)
紀元前4000年頃(中石器時代、日本は縄文時代)
弓の形をしたハープが描かれ残っています。
奏者と共に描かれているので、
その頃から指で弦を弾(はじ)いて
演奏していたことがわかります。
紀元前2600年頃のシュメール(メソポタミア)
古代都市、ウルの王の墓からは
2弦の弓型の楽器の実物が!
(有名な『ウルのスタンダード(軍旗)にも
ハープを演奏する姿が描かれています)
紀元前700年代のニネヴェ宮殿(メソポタミア)
この壁画には、お祭りや演奏する楽団が描かれており、
その中にハープを演奏する男性の姿も描かれています。
当時から宮廷音楽が存在していたこと、
また、ハープもその中の大事な楽器
の一つであったことが伺えます。
またこの時代には、メソポタミアだけではなく
イランの壁画にもハープを演奏する姿が描かれおり
アイルランドでもすでにハープを演奏する
奏者がいたと伝えられています。
このようにハープは
古代から
世界中で演奏されている楽器です。
弦楽器「箜篌(くご)」も
ルーツは「ハープ」です!
ハープの進化
時代の発展とともに
楽器のあり方や存在が変わり、
ハープの形もどんどん進化していきました。
これまでハープは弦を弾くだけのもので、
全音階(ピアノの白鍵のような音階)
での演奏に限られていましたが、
時代と共に、
音を半音ずつ調整できる「レバー」が取り付けられ、
「レバーハープ」が誕生しました。
※このレバーハープは現在でも有名な
「アイリッシュハープ」や「アルパ」などです。
(アルパは弦を爪で弾く楽器です)
そして
「シングルアクションペダルハープ」
「ダブルアクションペダルハープ」
と
足元にペダルのついたハープが
発明されます。
これは、西洋音楽史上も
とても大きな発明でした。
この、2段階のペダルハープが開発されて、
まだ200年・・・
現在の完成形になったのは
ほんの100年ほど前のことです。
その楽器こそ、現在世界中のオーケストラで演奏されている
こちらのハープです。
グランドハープですね。
コンサートハープとも
呼ばれています。
このグランドハープが
現在の形になるまでには
それはそれはたくさんの歴史が
あるのです。
それはまた別の機会に。
次の「ハープの種類と分類」
についての記事でご紹介しております。
さいごに
今回は
ハープの歴史についてご紹介しました。
続いては
「ハープの種類と分類」について
ご紹介します。
ハープについて3回にわけてご紹介しております!前回は『歴史について』ご紹介しました。今回はその2「ハープの種類と分類」をご紹介します。前回の内容はこちら[sitecard subtitle=関連記事 url=https://[…]
そしてラストは「ハープの魅力」
をお伝えします!
前回までにハープについての記事を「歴史」「種類と分類」についてご紹介しました。↓[sitecard subtitle=関連記事 url=https://smileharp.net/what-is-harp/ target=][…]